• 小寺 さん

    私は昔から居合という武道に憧れがあり、八重垣会へ入門しました。これまで私は居合を含めて武道の経験が全くない完全な素人でしたが、稽古を続けていて実感したことは、居合には非常に奥深い魅力があるということです。

    居合には座り方や立ち方、手や足の動き、力の入れ方等、多種多様の所作がありますが、一つ一つの所作に全て意味があるということが分かりました。

    居合と言うと敷居が高いイメージがありますが、先生方が礼儀作法から掟、しきたりまで丁寧に教えてくださいます。八重垣会には、老若男女問わず幅広い世代の人が在籍しているので、人間関係の幅も広がり、視野も広がります。

    また、居合は精神修養にも役立ちます。心がざわついているときでも、道場に入り胴着に着替え刀を振っていると徐々にわだかまりも解け、自分自身にけじめをつけることができます。

    居合という武道に出会えたこと、道場という場に出会えたこと、先生や先輩という人に出会えたことは私の人生にとってかけがえのない財産になりました。

    居合を通して学んだことは、ただ技術を磨くだけでなく、礼節や心を磨くことの大切さです。まだまだ始めたばかりの初心者ですが、できる限り長く居合を続けていきたいです。

  • 伊草 さん

    「私が居合を始めた理由」

    サムライかっこいい!いつかサムライになりたいなーと思ったからです。

    最近は少なくなりましたが、30年位前のTVにはアニメや時代劇がたくさん放送されていました。しかも夕方、ゴールデンタイムの見やすい時間帯です。曜日ごと、時間帯ごとに見る作品をきめてTVの前で今か今かと待っていたことを思い出します。

    そのなかでもサムライは私の目をひきました。映像の中に生きるサムライたちはたいてい、悪をくじき弱い者を助ける存在で、剣の腕は達者なのにどこか抜けているまたはなにかしら人に言えない過去がある等、あたたかみを感じる存在でした。

    実は「居合」と言う言葉を知ったのは入会する直前、半年ほど前なんです。漠然と刀を扱うのは剣術?っていうんやろな〜と思っていたくらい無知なのです。そんな自分がまさか居合を始めるなんて…

    令和にはいって、その当時の原風景のソースはなんだったのか調べる機会がありました。自分の贔屓のサムライは居合の達人であったことを知り、そこで「あれって居合やったんやー!」と繋がりました。

    そして即行動(笑)通いやすく仕事の休みの日に通えるところを探し、八重垣会に入会させていただくことになりました。

    まだ始めたばかりですが、お稽古頑張ります!

  • 渡邉 さん

    始めたきっかけは、身体的というよりは精神的に成長したいと思ったときに、武道をやってみたいと思いました。

    ただ、特にスポーツもやったことがない自分としては、相手がいて対決するというのに少し抵抗がありました。

    その点、居合道は「誰かに勝つ」というより「自分に勝つ」という側面が大きいと感じ、自分の目的と合致するのではと思い始めてみました。